【ハックルベリー・フィンを読む 24】原文 3。"me-you! me-you! "

【木曜日【禍】壇】
アメリカの南部の猫は"me-you! me-you!"の表記のもとに、ミャーミャーと鳴く
24。2012年8月30日9時20分。梅田PRONTO 喫煙室。
▼アメリカの猫は、どのように、鳴いている。?。
第1章の最後。真夜中の十二時過ぎ。ハックルベリーの部屋(二階にある)の近くの木のえだがパチンと折れる音がした。トム・ソーヤーがやって来たにちがいない。果たして・・・、
I set still and listened.
おらはじっとして耳をすました。
Directly I could just barely hear a "me-you! me-you! " down there.
この「"me-you! me-you!"」とはなにか。
「わたしとあなた! わたしとあなた!」
「おらとおめえ! おらとおめえ!」
か。
違う。
これは猫の声である。アメリカの猫は
「"me-you! me-you! "」
と、表記して、
「にゃー! にゃー!」(西田実訳)
と鳴く。
このように、マーク・トウェインは書く。
すべてのアメリカの人がこう書くとは分からないが。
日本人も猫の声を描写するのに「にゃーにゃー」のほかに「みゃーみゃー」「ぎゃーぎゃー」とか勝手に書いてある。
▼しかし、この me-you! me-you! は可愛らしい。猫が ぼくと君 ぼくと君、と鳴く。アメリカの猫の声よ永遠なれ!!。
▼日本語訳である。
原語のオンはミー-ユー。である。マ行で始まっている。
ここは、そのオンに忠実に、
みゃー! みゃー!
のほうが良くはないか。にゃーにゃーより仔猫っぽく。みゃーみゃー。いや、ここは直に、
ミーユーミーユー
ミューミュー
で、いけるのではないか。しかし、ミューミューでは、なんか、ネズミの嬰児っぽいか。やはり、ミャーミャーか、すくなくとも。
矢嶋博士
